クラスだより・かもしか3.4.5歳児

かもしか3.4.5歳児

平成26年8月26日 第19号 文責:前川咲織

 先日、研修で言語の発達についての講演がありました。その中で、食べ物をよく噛むこと、しゃぼん玉や風船を吹くこと,うがいや舌で舐める事などを力説されました。私たちの生活で身近なことから見直す機会と捉え、毎食時一口毎に30回噛むことを意識しながら取り組みたいと願います。また、口から息を吐くことは自然なことですが、意外と苦手な子どもたちもいるようです。シャボン玉が上手く作れず、吹くことが思うように実践できないこともあります。家庭でも子どもたちと遊びの中で確認して見てください。

夏休みに入り早々に報じられた佐世保での事件。私たちにも大きな衝撃となりました。このことからも福岡での研修で、刺激的な画像を繰り返し見られる環境を作らないこと。何よりも、ゲームやYouTubeを子どもたちに繰り返し見せないでほしいとのことでした。言語やゲームなどについても気になることがありましたら教えてください。文章では中々伝わりにくいので直接話したいと考えています。子ども達が、より安心安全に過ごせるよう家庭と協力していきたいと思いますので宜しくお願いします。

「先生みて!」 ~表現する力が自信となる~

 これまで5歳児が使ってきたブロックがあります。子どもたちは「ラキュウ」と読んでいます。そのブロックをお願いして3歳児が使えることになった日のことです。このブロックの特徴は、曲線やなだらか膨らみを作れることです。その特徴を利用して、りん君は額に汗をかきながら恐竜を作りました。その喜びを伝えたくて、「先生見て!恐竜作った」とかもしかの部屋中に響き渡る程の声で教えてくれました。その声に反応した子どもたちからは「りん君凄いね!」「どんなにした?」と関心の眼差しでした。みんなに認められ、注目されたりん君は、嬉しかったり恥ずかしかったりのいつもにない表情でした。この日を境に他のブロックや積み木での表現が変わってきました。

そして、その気持ちはグループ活動や朝の挨拶にも変化を見せています。認められたことの喜びを体全身で表現しています。私たちは、子ども達のかけがえのない命が光り輝くことを願い、遊びを提供しています。そして、遊びを楽しめることに喜びを見出せるきっかけ作りを子ども同士の繋がりの中でいかに育めるかを試行錯誤しています。子ども同士の繋がりの中で、かけがえのないものを共に感じ味わえる仲間作りを楽しんで生きたいと願います。

遊びの力は、人生をより豊かにしてくれます。遊びの中で社会性も人との距離のとり方も学んでいきます。私は、この遊びが子どもたちには一番必要だと考えています。その遊びのもたらす力を保護者の皆さんにも伝えながら子どもたちのよりよい未来へと繋がるように努めていきたいと思います。

【おねがい】

※プール活動は、8月で終了となります。30日に水着とタオルは、持ち帰ります。

※まだまだ暑い日が続き体力を消耗します。熱中症対策の一つである生活リズムの安定(9時就寝7時起床・ご飯、味噌汁・おかずのバランス朝ごはんはご飯粒を食べて登園させてください)を御願いします。

※【今週の予定】27日(水)合同保育28日(木)描画(体験画)29日(金)造形(粘土)30日(土)文学(言葉遊び)1日(月)環境認識(重い・軽い)2日(火)文学(素話)