2014年2月18日げんきぼ通信

げんきぼ通信

卵焼き・みそ汁作り~自分たちで作る楽しさ~

2014.2.18 文責 前田 綾華

 さて、今月のクッキングは「卵焼きやみそ汁が作れない」という子ども達が多かったため、「1回自分たちで作ってみたい」と言うことになり卵焼きとみそ汁を作ることになりました。

 先週の土曜日にまず必要な材料を野菜以外の物を買いに子どもたちと買い出しに行きました。「何をどの位必要か?」と聞くと「これはこのくらい!!」と何が必要かを答え正解だととても嬉しそうな表情が見られました。店に着くと「卵を探してくる~」等買う物を自分たちで進んで見つけに行く姿が見られました。初めて買い出しに行ったときは何が必要だと言う把握が出来ていない子どもたちが多かったですが、今回はしっかり買う物の把握が出来て探しに行くという成長が見られとても嬉しかったです。

 いよいよクッキング当日になり、登園後にエプロンを忘れたという子ども達が半数近くいました。「忘れてしまったことは自分の責任だから自分でどうしたらいいのか考えておいで」というとしっかりと考えて答えを見つけようとする子や、もう考えるのもやめてしまう子もいました。子どもたちが自分たちで考えて出した答えが「かもしかさんに配膳着を貸してくださいって聞いてみて貸してもらう」という答えが出て自分たちで頼みに行く姿が見られました。前回までは、自分たちで考えることまでに中々いかなかったですが今回は自分たちで考え解決をしようという成長が見られたクッキングでした。

 始めるまでに時間がかかりましたが、いざ始めるとなると味噌汁を作るグループと卵焼きを作るグループに自分たちですぐにわかれて作業を分担しながら取り組みました。卵焼きのグループは、卵をフライパンに入れて卵を丸めていく作業に「こうすればいいんじゃない?」「あー破けた」など悪戦苦闘している様子。一方味噌汁グループは野菜を切るのに悪戦苦闘。「どう切ったらいいんだろう」と考えながら作業をしていました。鍋に入れる時には,おずおずといれる姿が見られました。味噌の味付けもこどもたちで味を見ながら作りました。

 一時間ほどで卵焼きと味噌汁が完成しました。「お弁当と一緒に食べよう」というと子どもたちも嬉しそうでした。食べてみると卵焼きの方が少し味が薄かったみたいで「味がしない」「ちょっと薄かったね」という声も中には聞こえましたが子ども達自分たちで作れたという喜びを感じることのできるクッキングでした。今回の反省と楽しさを生かし,またこれからの活動にいかしていきたいと思います。