クラスだより・こりす2歳児

こりす2歳児

平成26年6月10日 文責:大角千代美

自分が主役 ~雨の日の遊び~

 六月に入り蒸し暑い梅雨の時期になりました。雨の日には室内でブロックやままごと遊びを楽しみ天気にかかわらず毎日元気に身体を動かして楽しんでいます。

前日、紙でてるてる坊主とアイスクリームを作って遊んだ物が棚の上に載っていました。子ども達に今日も遊ぶかな?と手渡すと、てるてる坊主をサランラップの芯に詰め込んで遊びだしました。丸くなって座り、見よう見まねで自分の物を作っていく子ども達の表情は真剣です。グチャグチャにしながら何度も外れないように押し込んでいました。一歳児が次々に「作って」と言い寄って来る中、二歳児は自分の手で詰め込んで「マイク」「マイク作った」と歌い出すゆうちゃん。いきなりテーブルをお立ち台にして自分の好きなアニメの歌を披露します。ゆいなちゃんも負けてはいません。

ゆうちゃんの横に立ち、更に大きな声で他のアニメの曲を一人で歌い始め最初から最後まで堂々と歌ってみせます。その姿に憧れたのか、一歳児も次々にテーブルに上ってきたから騒ぎが起きました。れん君も歌いたくて、登ろうとしますがスペースが少なくてうまく上がれません。先に上っていたゆうりちゃんの服を引っ張り下ろそうとしますがゆうりちゃんが声高らかに「しないで」と叫びます。テーブルの上は女の子で満員です。「来ないで。」「落ちるから、あっちに行って」と言われながらも、隙間を見つけては何とか上ろうとみんなが試みます。友達の手や服を掴んだり、引っ張ったりしながら必死でテーブルに自分の場所を確保していました。

その内、なんとか上には乗ることはできましたが,それだけでは納得がいきません。今度は前に出たがります。前後、左右の友達に気配りできるはずがありません。みんな自分が主役なのですから。「落ちるから」「ここはゆうちゃんだった」「来ないで、こうちゃん」と賑やかな言い争いが絶えません。「こうちゃんもしたい」「れんくんも歌う」と頑張る二人。割り込みを成功させやっとの思いでれんくんの歌が始まりました。その横で恥ずかしそうに歌を歌うこうすけ君。どの子もみんなマイクを片手に身振り手振りしながら、自分の歌に酔いしれていました。

「雨の日も楽しいね」そんな声が聞こえてくるような雨ならではの遊びを取り入れてこの時期を楽しく過ごしていきたいと思います。

<今週の予定>

11日(水) 体:マット 14日(土)合同散歩 12日(木) 文:ビッグ絵本 15日(月)描:三色クレヨン  13日(金) わ:うえからしたから  16日(火)手:ストロー落とし