クラスだより・こりす2歳児

こりす2歳児

平成26年7月1日 文責 大角千代美

指先を使って!! ~ボタンはめの様子~

 先週は、毎日雨が続きましたが子ども達はそんな天気などお構いなく元気いっぱい動き回っていました。人形やリックサックを背負い、隣の部屋やかもしか組に遊びに行く子ども達。一人が動くと次々に走り出す2歳児。一時もじっとしていることがないくらい動き回っています。

ボタンはめの道具をどんな反応を見せるのか楽しみながら初めて袋から子ども達の目前に取り出しました。最初は「わあ、すごい」「大きいのがいい」と1メートル長さの紐を取りスナップボタンで繋ぎ始める子ども達。しかし、紐は6本しかなくすぐに取り合いになってしまいました。「ない。僕のがない」「ちょうだいよ。紐ちょうだいよ」とあちこちから声が聞こえてきました。

そんな声とは別の位置に一人畳の上に正座してフェルトを繋げているゆうりちゃんの姿を見つけました。一枚一枚畳の上に並べてスナップボタンの甲乙を確かめながら、ゆっくりと確実にボタンがはまるように丁寧にはめています。時々、こちらの方をチラチラと見ますが真剣な目でひたすら繋いでいました。ゆいなちゃんが見る見るうちに長いベルトを作り終えると羨ましくてたまらないれん君が「ねえ、どう作るの」「できないよ、やって・・」と来ました。

「ゆいなちゃんみたいのがいい」と助けを求めてきます。「ゆいなみたいのつくってごらん」と余裕のゆいなちゃん。「できないよ」「ねえ、先生が作ってよ」と自分でやろうとはしないれん君。「れん君もやってみて」と声をかけると「だって、できないもん」と泣きながらひっくり返ってしまいました。両足をバタバタさせて泣きわめくれん君、感情や意志を言葉で伝え始めます。しばらくすると自分から起き上がり、「先生、一緒にしようよ」と横に座りました。気持ちが立ち直ったれん君、一緒に一つ輪っかを作りました。その輪っかに次のフェルトを通して繋げていきます。2つ3つと作っていく内にれん君もコツを習得。自分一人で繋げられる様になってきました。それを見ていたゆいなちゃんが再びやって来て「一緒だね」と嬉しそうです。

個人差はありますが、言葉が増えて言葉と活動が関連し始め言葉での問いかけに言葉で返してくれるようになってきました。これからも言葉の早い、遅いだけにとらわれずに気持ちの立て直しができる様になってきているか目を向けていきたいと思います。

★お知らせ、お願い

鼻水や咳のひどい子が増えてきました。日中の気温差もあります。着替えには長袖と半袖の両方を準備して下さると助かります。

<今週の予定>

2日(水) 描:三色クレヨン 5日(土)合同散歩  3日(木) 手:フィンガーペィンティング  7日(月)小運動会  4日(金) 体:平均台 8日(火)文:ことばあそび