クラスだより・こりす2歳児

こりす2歳児

 平成26年7月8日 文責 大角千代美 

「お山をつくろう」 ~砂場遊び~

 先週の土曜日(5日)は合同散歩を取りやめて、園庭の砂場で山を作って遊びました。最初に私がスコップで砂場の砂を掘り上げるとすぐに子ども用のスコップを取りに走り、砂を掘り起し始める子ども達。やる気満々。「先生。ちょっと硬いよ」「ここは柔かい」と手ごたえを感じたのでしょう。言葉が出ます。硬い砂は片足をスコップの上に載せて力を加え、まさに小さな工事現場の職人さんです。「うんとこしょ」と笑ったり「せ~の~で」と掛け声をかけながら砂を積みあげていきます。

一歳児のゆずちゃんと0歳児のななみちゃんもお手伝い。5人で力を合わせて大きな砂山が完成するとこうすけ君が「トンネルは?」とれん君とゆうちゃんに相談します。

「先生、トンネルも作りたい」「こうちゃんがこっちで、れん君はそっちね」「ゆうちゃんはこっちでする」と三人がそれぞれにトンネルを掘り出しました。しかし、砂も固めていないのですぐに型崩れを起こして「わあ・壊れた」「先生、こっちが壊れたよ」「なんで、壊れるんだろうね」と考えます。「そうだ。トントントンしてないからじゃない」とゆうちゃん。スコップの背でトントントンと叩き始めました。みんなもそれに続き叩きますが力が強すぎて逆に壊れてしまいますが、子ども達の楽しさは変わりません。山が崩れようが友達のスコップを叩こうが砂がかかろうがお構いなし。

なんとかきれいな山が再び完成。今度はゆっくりと私がトンネルの穴を掘ります。「先生、大丈夫」と心配そうにのぞき込むこうすけ君とれん君。「大丈夫。ちょっと見ててね」と掘り進むと私と反対方向に回ったこうすけ君が「こっち、掘っていい?」と聞いてきました。

「いいよ。ゆっくりね」と伝えると「うん。わかった」と掘り始めました。途中何度も心配になったらしく、私の方に回っては確認するかの様に覗き込み掘り続けるこうすけ君。ゆうちゃんも目が離せません。やっとの思いでトンネルが掘り終わるとすぐに「お水を持ってくるね」と走り出す三人組。バケツ、ジョウロ、ペットボトルと入れ物も様々、何度も何度も足を運んでは水を流して楽しんでいました。それを見ていたゆずちゃんも「ゆずも、ゆずも」と真似をして遊んでいました。

三か月を過ぎた今、子ども達の中で仲間意識が見られる様になってきました。時々けんかもしますが、何とかして自分の気持ちを相手に伝えようとする姿や一緒に遊ぶ中で順番やルールがある事に気づき始めている様子が伺えます。子ども達の遊びに注目し、自発的な遊びを妨げる事がないように喜びを増やせるように援助していきたいと思います。

<今週の予定>

9日(水) わ:こんこんさん 5日(土)合同散歩  10日(木) 描:タンポ 7日(月)体:平均台 11日(金) 手:小麦粉粘土 8日(火)誕生会