クラスだより・らっこ0歳児

らっこ0歳児

平成26年6月10日 文責:桑原 寿江

 先週水曜日から乳幼児保育についての研修に行ってきました。1週間ぶりにあう子どもたち。「私のこと覚えてるかな・・・」「人見知りさせないかな・・・」と不安を抱きながら出勤し、子どもたちにあうと、一人ひとり素敵な笑顔を見せてくれました。

子どもたちの笑顔に一安心。1週間ぶりの子どもたちに成長を感じる1日となりました。また研修では、0・1・2歳児がとても大切だとおっしゃっていました。「僕、私は愛されているんだ」ということを十分に感じれるように子どもの欲求にしっかりと答えたり、ぎゅーと抱っこをすることを心掛け今後とも保育をしていきたいと思います。また1、2歳児では特にイヤイヤ期や何でも「自分で」というように、私たち大人にとっては、ひと苦労する時期。しかしその時こそ、自分自身を十分に発揮することが大切です。信頼関係・愛着関係のもと、‘自分らしさ‘を大切に保育していきたいです。

景色が変わるよ ~寝返りでの移動~

以前にも紹介したようにえいたくんは、寝返りが上手に出来るようになりました。1度うつぶせになると元に戻れず、苦しさから泣いて訴えるえいた君でしたが、今では、コロコロ、コロコロと自由に動き回るようになりました。また顔を上げる時間も長くなり、周りの様子を見ています。

えいた君に関心があり、玩具を持って来たり、えいた君の顔に自分の顔を近づけ、話しかけているしゅんたろう君、なつき君、ななみちゃんです。0歳児では月齢差が出ますが、友だちの関わりを十分に大切にしていきたいです。

僕のだよ!!~物の取り合いから学ぶこと~

 今までは、友達に関心を示し触れ合いが多く見られていましたが、また子どもたちは一歩成長。今では、物の取り合いがみられるようになりました。「どうぶつこんにちは」という、動物がたくさん出てくる絵本が大好きなしゅんたろう君となつき君。

私が本を読むと、動物の鳴き声を真似したり、指をさしたりとしてじっと見ていました。しかし読み終わると、もう一回と訴えるしゅんたろう君。もう1回読み終えると、絵本と取り合いが始まります。先に絵本をとったなつき君。しゅんたろう君が泣きながら「ちょうだい」と言わんばかりに訴えますが、なつきくんも負けず、譲りません。

そこから2人の取り合いの始まりです。泣いて訴えるしゅんたろう君。握りしめ譲らないなつき君。2人の様子を見守ることにしました。するとどうでしょう。なつきくんが気を緩めて時に、ぱっと絵本をとるしゅんたろう君。近くで見ていた保育者に絵本を読んでと言わんばかりに持ってきます。絵本を読むと、再び2人で仲良く見ていました。

 子どもたちの中で取り合うということは、「欲しい」という気持ちの芽生えとともに社会勉強の1つだと思います。見守る事を大切に、まだ言葉で話す事は出来ないので、言葉を代弁しながら過ごしていきたいです。また日々成長を見せてくれる子どもたちと過ごす事ができ、楽しい日々を過ごしています。園での様子をひとつでも多く保護者の方にお伝えし、今後も一緒に成長を喜んでいけたらと思います。

*お知らせ*

・掛け布団を使用しませんので、掛け布団用シーツはいりません。バスタオルの準備をお願いします。