クラスだより・かもしか3.4.5歳児

かもしか3.4.5歳児

第16号 平成26年7月29日 文責:前川咲織

 畑に植えた胡瓜の種も実り、漸く初収穫を迎えました。瑞々しい胡瓜に子どもたちも「食べたい」を繰り返していました。熱中症に十分留意しながら水まき、草取りを取り組んでいきたいと思います。

「4から12へ」~数の認識~

 お泊り保育を経験した5歳児さん。その後の行動にも意欲はつながり、更に生き生きと活動しています。先日のクッキングの買出しでは、その日プールに入っていたこともあり着替えに時間が必要なじゅん君に対し、4人が声を掛け合いじゅん君の着替えを手助けしていました。

先を急いだ私は、どうして玄関に来ないのだろうと子ども達に声を掛けました。すると「じゅん君の着替え中です」とたつき君を始め5歳児から気づかされました。あらっしまった!と思い「すいません。じゅん君を御願いします」と反省でした。

 次の日のクッキングでは、「茹でる」を知るの目標の下、中華素麺を作りました。この時に、食材の数を確認し、匂いや素麺の変化を確認しながら楽しむ子ども達。出来上がりを盛り付ける皿を準備していた時のことです。枚数を数えたみゆちゃん(5歳児)は、自信満々に「先生12枚あるよ」と手渡された皿を数えながら並べました。確認すると確かに12枚。

これまで、4枚の壁を乗り越えられず、プライドを傷つけられていたみゆちゃんが、ハードルを乗り越えた瞬間でした。繰り返しの取り組みの中で、思うようにいかないことが多い中、自分のプライドと向き合い葛藤してきた毎日でした。この日を境に確実な力となった12枚の認識。実は、お泊り保育でも12まで数え確信したのですが、その後が曖昧でした。

この日、12枚はみゆちゃんのものになりました。この喜びを皆で共感することでこれまでにない、笑顔となりました。私たちは、強要しない形での数の認識や時計の見方、ひらがなへの関心へと保育を計画実践しています。しかし、これは子ども達が興味関心を引き出す為のきっかけつくりとなります。いかにきっかけを作り出し、子ども達の確実な力にしていくかが課題です。

そのためにも毎日の取り組みと確認が必要です。家庭と情報交換しながら遊びの中でこのような取り組みを繰り返し、子ども達が困らないようにしていきたいと思います。

【おねがい】

※朝、顔を洗って登園することが増えてきた子ども達。小学校への準備も兼ね、毎朝の顔洗いを御願いします(先日帰りの会で伝えたところ、3歳児のひろき君ともき君は次の日洗ってきたことを嬉しそうに教えてくれました)

※毎日が非常に暑く、体力を消耗します。熱中症対策の一つである生活リズムの安定(9時就寝7時起床・ご飯、味噌汁・おかずのバランス朝ごはんはご飯粒を食べて登園させてください)を御願いします。

【今週の予定】

30日(水)体育(北小プール利用)31日(木)描画(体験画)1日(金)造形(粘土)2日(土)文学(言葉遊び)4日(月)環境認識(夏の空)5日(火)文学(素話)